「ババ抜き」はトランプの代表的なゲームの一つです。
ババ抜きではジョーカー1枚と1組のトランプデッキを合わせた53枚のカードを使います。カードをそれぞれ同じ枚数ずつ配り、13または14枚ずつの手札とします。
配られた手札を見て、スート(ハート、スペードなどのマーク)とは関係なく数字が同じカードが2枚ずつあれば、それを場に捨てていきます。たとえばハートの4とクラブの4があれば、それをペアにして捨てます。これを持ち札に同じ数字のペアがなくなるまで続けます。
次に親を決め、親の左隣のプレイヤーは親の手札からランダムに1枚引いていきます。この時、カードは相手に見えないように裏を見せておく必要があります。
もし、引いたカードが手持ちの札とペアになるものがあれば、その2枚を捨てることができます。その後、その左隣のプレイヤーも同様に前にカードを引いたプレイヤーの手札を1枚引きます。この流れを次々に繰り返していきます。なお、プレイヤーはいつでも自由に手札をシャッフルすることができるので、隣のプレイヤーの札を1枚引いたら一度自分の手札をシャッフルしておくべきでしょう。
途中でペアを作って全ての手札を捨て終えたら、そのプレイヤーはあがりです。また、手札が1枚しかない状態で左隣のプレイヤーに手札を1枚与えて手札がゼロになっても同様にあがりです。
このようにして、上がった順から1位、2位…となり、最後までババ、すなわちジョーカーを持っていたプレイヤーが最下位となります。
プレイヤーが右隣のプレイヤーの手札を引いて、ペアができて最後の1枚を捨てることができた場合、そのプレイヤーはあがりとなりますが、この際次のプレイヤーはどうすべきかという疑問が浮かびます。ここで、A,B,Cの三名がプレイヤーとし、BがAのカードを1枚引いてあがり、次はCの番であるとします。
ババ抜きには統一的な公式ルールのようなものはありませんが、この際、Cはカードを引くべきプレイヤーがいないものとしてカードを引くことはできず(実質ターンをパスして)、AがCのカードを引く、というルールであることが多いようです。
2人でババ抜きをすることも可能ですが、開始時に大量にペアになった札を捨てなければならない上、どちらがババを持っているかは一目瞭然なので緊張感に欠けます。当然、ジョーカー以外の札を引いた場合は必ずペアになるので、なかなかペアができないからこそ味わえるペアができた時の興奮もありません。
どうやったら2人対戦のババ抜きを楽しめばよいかといわれれば、相手にジョーカーを引かせる駆け引きが鍵になってくるのではないでしょうか。会話や表情で相手を揺さぶったり、相手の癖を見抜いてジョーカーの配置を変えたりする必要があると思います。
基本的なルールはババ抜きと同じですが、ジジ抜きではジョーカーを使用せずにランダムにトランプ1組からカード1枚を抜いて、51枚のトランプでゲームを行います。
すると、1枚だけペアにならないカードがあることとなり、それを最後まで持っていたプレイヤーが最下位ということになります。ババを引いてしまう緊迫感はありませんが、最後までどのカードがペアにならないのか判らないというのがジジ抜きの面白さです。
当サイトで遊べる無料のババ抜き「ババ抜きforモバイル」では以下のオプションを設定できます
・ジジ抜き
ジジ抜きで遊べます。
・開始時のカード捨て省略
開始時にペアになっているカードを捨てるアニメーションを省略します。