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花札「こいこい」のルール解説

花札「こいこい」の概要

 「こいこい」は花札の代表的なゲームです。
 このゲームは1対1の2人対戦のゲームで、場に並べられた札を条件の合う手札と組み合わせて取ることにより、決められた役を相手より先に完成させて点を取るゲームです。
 

花札「こいこい」のルール

 まず、最初の対戦では、「引き札」という方法でどちらが先番かを決めます。これはプレイヤーが裏返しにした2枚の札のどちらかを選んで、表にした上でより早い月の札を引いたほうが先番になるという方法です(札と月の対応一覧は上のメニューから「札一覧」で見ることが出来ます)。
 引き札を終えたらゲームの開始です。開始時にあなたと対戦相手はそれぞれ8枚の手札を受け取ります。そして、場には場札として8枚の札が表にして並べられます。残りの札は山札として横に置いておきます。
 先番となったプレイヤーから手札を出します。このとき、手札と「同じ月」の札が場にあったとき、プレイヤーは手札と一緒にその場札を取ることが出来ます。取った札は表にしてプレイヤーのそばに置きます。
 この時、場札に手札と同じ月の札がなかった場合は、手札は新たな場札として加えられます。また、場札に同じ月の札が2枚あった場合は、どちらを取るか選択する必要があります。3枚同じ月の札があった場合は、3枚とも一度に取ることが出来ます。
 手札を出し終えたら、プレイヤーは山札を一枚めくります。これも手札と同様に、場札に同じ月の札があった場合、組にして取ることが出来ます(2枚以上あった場合も手札と同じように処理します)。
 以上を終えたら、相手の番となり、相手も同じように手札を1枚出し、山札を1枚めくります。以後、お互いの手札をすべて出し終えるまで同じことを繰り返します。
 自分の番を終えて取った札で決められた「役」が出来上がったとき、プレイヤーはある選択を行うことが出来ます。「勝負」と「こいこい」です。
 「勝負」とは、「これまでにできた役であがる」という意味です。これが宣言された時点でゲームは終了となり、宣言したプレイヤーの勝ちです。
 「こいこい」とは、「より高得点を目指すために次の役が出来るまでプレイを続ける」という意味です。しかし、「こいこい」を一度すると、新たな役が出来る(かもしくは「たね」、「たん」、「かす」の場合は構成する札が1枚増える)まで「勝負」は出来ません。
 複数役が出来た場合、それぞれ加算されますが相手に先に「勝負」されてしまうと、いくら役を完成させていても得点は0点のままです。それを意識し、どのタイミングで「勝負」に出るか見極めるのが重要です。また、お互いに役が完成しない、あるいは「こいこい」したものの結局役が出来なかったなどの場合は引き分けとなり、両者の得点は0となります。
 勝ったほうが次回の勝負の先番となり、そうした勝負を12か月(12回)行い、総合勝者を決定します。

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花札「こいこい」の点数計算について

役の点数一覧は以下のようになります。

五光・・・・・10点
四光・・・・・8点
雨四光・・・・・7点
三光・・・・・5点
猪鹿蝶・・・・・5点
赤短・・・・・5点
青短・・・・・5点
月見で一杯・・・・・5点
花見で一杯・・・・・5点
たね・・・・・1点
たん・・・・・1点
かす・・・・・1点

役を構成する花札を知りたい方は、役一覧のページを参照してください。花札の画像を交えて一覧表にしております。
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花札「こいこい」を2人ではなく3人で遊ぶ場合

 基本的なルールは2人の場合と同じですが、花札は48枚しかないので2人の場合と同じ枚数ずつ配ってしまうと手札を使い終える前に山札がなくなってしまいます。
 なので、手札は7枚ずつ3人に配り、場札を6枚にすると良いようです。ただ、役は出来にくいので、2人で遊ぶより緊張感はやや劣るかもしれません(ただし、当サイトのこいこいは2人対戦にのみ対応しています)

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花札「こいこい」に公式ルールはあるのか

 花札には特に統一的なルールはなく、「こいこい」のルールに公式のものは特にないようです。しかし、昔から花札の販売をしていた任天堂の公式サイトに掲載されているルールが参照されることが多いようです(任天堂の花札サイト)。

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その他の注意事項について

 「菊に盃」の札は「化け札」と呼ばれ、基本はたね札ですが、かす札の一枚としても数えられます(すなわち、「菊に盃」+9枚のかす札で「かす」を完成できます)。
 「設定変更」では以下のオプションを設定できます

 ・月見・花見で一杯
  役「月見で一杯」、「花見で一杯」を有効にできます。

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