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コントラクトブリッジ

コントラクトブリッジは欧米で人気のトランプゲームです。その歴史は1930年ごろまで遡り、ホイストやその前身であるオークションブリッジなどをルーツに持つゲームです。130か国以上で愛され、1億人のプレイヤーを抱えているとされ、ポーカー、ジンラミーと並ぶ人気ゲームです。
ゲームは4人で行い、テーブルで向かい合う同士がペアになってもう一つの組と対戦します。当サイトのコントラクトブリッジでは競技用のブリッジとは違う、ラバーブリッジという家庭や親しい友人と遊ぶブリッジのルールで行います。
まず、プレイヤーは「ビッディング」というオークションのようなものを行います。「コントラクト」というそのゲームにおける切り札となるカードのスート(ハート、スペードなどのマーク)と、自分たちペアが何回トリック(ゲームのターン)を取れるかを示す数値を決めるための行為です。
より厳しい条件を提示した方が「コントラクト」を競り落とすことができるのですが当然厳しい条件を提示すればするほど、その「コントラクト」を達成することが難しくなります。手札を見ながら、実現可能な最高の「コントラクト」を探りましょう。相手チームがそれを上回るビッドをしてきた場合は、相手チームに譲りディフェンスに徹するのも一つの手段です。
コントラクトが決まったら、ゲーム開始です。コントラクトを競り落とした「ディクレアラー」の左隣のプレイヤーが最初にカードを出します。ディクレアラーとそのパートナーをオフェンス、対するチームをディフェンスと呼びます。
最初のトリックでリードが出されると、ディクレアラーの反対に座るパートナー(ダミーと呼びます)はカードを全員に向けて公開し、ディクレアラーがどのカードを出すか指示を出します(このゲームでは、パートナーがディクレアラーの場合でもディクレアラーに指示を出すものとします)。
各トリックで出せるカードには決まりがあり、最初に出されたカードのスート(リードスート)のカードを持っている以上は、そのスートのカードを出さなくてはなりません。そして、4人が出したカードのうち、Aが一番強く2が一番弱いというカードの強さの順番に従い、一番強いカードを出したプレイヤーがそのトリックを取ったことになります。ただし、リードスート以外のカードを出したプレイヤーはカードの強さに無関係に負けになります。
ただし、この時コントラクトのスートのカードを出すプレイヤーがいた場合(リードスートのカードを持っていない場合可能)、リードスートのカードが何であれより強いカードとみなされます。同時に2枚以上のコントラクトスートのカードが出された場合は強弱で判定されます。コントラクトスートが「NT」(ノートランプ)として宣言された場合は、純粋にカードの強弱のみで判定されます。そのため、「NT」は最もプレイするのが難しいコントラクトスートといえるでしょう。
そのトリックを取ったプレイヤーが、次のトリックでリードを出すことができます。これを13回繰り返し、トリックをオフェンスが取った回数がコントラクト通りかそれ以上ならスコアがオフェンス側に加点され、それを下回ったらディフェンス側に加点されます。
ラバーブリッジでは「ゲーム」という基本単位を2つ取ったら「ラバー」を取ることができます。どちらかのチームがラバーを取った時点でゲームは終了となります。オフェンス側がメイクに成功した時に得られる得点(ここでは便宜的にトリック点と呼びます)と、ディフェンス側がメイクに成功した時の得点(ボーナス点と呼びます)は異なり、オフェンス側として得点した点(トリック点)が100点に達した時ゲームを取ることができます。
さらに詳しいルールの解説は、メニューの「ルール」をご参照ください。